請負工事成績評定の高得点化

Research

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

公共工事を実施した際、行政からその工事の成績が得点となって提示されます。

本記事では、請負工事成績評定の高得点化について紹介します。

 

請負工事成績評定の高得点化

国土交通省は明確な基準を公表していないが、工事・業務における事務所長表彰の候補は成績78点以上、局長表彰は80点以上が長く目安とされてきていた。

一方で近年は、工事成績の高得点化が進んできており、表彰の基準が高まってきているようだ。

 

【参考:国土交通省 令和2年度請負工事成績評定の公表】

(土木関係)

 

(港湾空港関係)

上記リンクを見ると、平均80点以上の評価を得ている企業が並ぶ。

 

成績の高まりは、2005年の『公共工事の品質確保の促進に関する法律』の施工に伴い、受注者が品質の向上に取り組んできた努力の結晶である。

その一方で、

成績結果が次の入札の勝敗に直結することも大きな要因である。

 

工事成績1点の差でも、入札では大きな利点となる。

関東地方整備局の場合、予定価格1億円の工事に、3年間の成績の平均が80点と79点の企業が入札する場合、成績の低い企業は175万円ほどの価格差を埋める必要がある。

また、発注機関側からみても、入札において成績を重視するのは過去の成績が高い企業ほど、次の案件でも高い成績を取る可能性が高いためである。

さらに、実績の多い会社よりも成績の高い会社の方が、その後の成績評定で高い点数を取る傾向が強いという分析結果もある。

 

つまり、建設会社においては請負工事成績の高得点化が必須となっている。

そのためには、成績評定要領を読み解き、発注者が何をどのように評価しているかを知り、好成績取得のための土台を固めなければならない。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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