こんにちは。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
前回、バルト三国のラトビアについて紹介しました。
本日はリトアニア、ラトビアに続き最後のバルト三国の国、『エストニア』について紹介したいと思います。
ぜひご覧ください。
正式名称
エストニアの正式名称はエストニア共和国で首都はタリンであり、バルト三国で最も北に位置する国です。
エストニアもリトアニア、ラトビアと同様に共和制国家で、EU、NATO、OECDの加盟国です。
エストニアもリトアニア、ラトビアと同様に多くの戦争を経験しており、第一次世界大戦末期の1918年にロシア帝国から独立。
その後、1940年にソビエト連邦に占領され、翌1941年に独ソ戦争にてドイツから占領されています。
その後、ソ連に再占領され併合されましたが、ソ連崩壊に伴い1991年に独立を回復した国です。
独立までの過程はリトアニア、ラトビアとほぼ同様の歴史を持っています。
面積
エストニアの面積は45,226km2で世界129位です。
これは日本の九州の1.23倍程度の面積です。
なお、日本の国土面積は約38万km2で、世界で62位となります。
エストニアの地形は平坦で、最高標高は318mしかありません。また、国土の50.5%は森林となっています。
なお、国連の分類では北ヨーロッパの国です。
人口
エストニアの人口は2018年時点で約132万人で世界153位です。
一方、日本の人口は2017年で約1億2600万人です。
エストニアの首都タリンの人口は42万人程度で、バルト三国の都市の中では一番少ないです。
言語
エストニアの公用語はエストニア語です。
リトアニア、ラトビア、エストニアとバルト三国の国々はそれぞれ独自の言語を持っていることが分かりました。
過去の経緯から、エストニアでもロシア語の影響が強く、約30%の人がロシア語を母語としています。
また、首都のタリンでは約45%と半数近く、ロシアとの国境近くの街では約94%と大半の人がロシア語を母語としていますが、ロシア語は公用語にはなっていません。
他のバルト三国と同様に、ロシア系住民とエストニア人との融和が大きな課題となっている事が言語からも見え隠れします。
なお、若者はロシア語の教育が必須ではないので、英語を話す人の方が多いようです。
経済の動向
エストニアも2004年にEUに加盟しており、国内ではユーロが流通しています。
現在、1ユーロは約126円です。
エストニアのGDPは、2017年で約259.2億USDです。
GDPの成長率は2017年で約4.9%です。
1人当たりのGDPは2017年で約19,735ドルで、EU平均を大きく下回っていますがバルト三国の中では最も高いです。
その他をまとめます。
・Skypeを生んだ国であり、ITが非常に盛んな国である
・早期のIT教育や複数の言語が話せるなど国際学力で欧州の上位国である
・電子化が非常に進んでいて、議会選挙で世界で初めてインターネットを利用した電子投票が行われた
・議会への参加はインターネットでの参加も認められている
・政府の発行するIDカードはほとんどの国民が持っており、行政サービスのほとんどが個人端末で完了できる(日本もぜひ参考にしてほしい)
・役所などでは、人員や紙などのコストが4分の1、窓口の人員に至っては10分の1ほどに減らすことに成功している(日本もぜひ参考にしてほしい)
・フィンランドから高速船で1時間半程度という立地と、タリン歴史地区を背景に観光業が盛ん(年間500万人以上の観光客)
・eストニアと呼ばれるくらい最近はIT産業が堅調であるため、今後急速に伸びる可能性を秘めた国だと感じる
いかがでしたでしょうか?
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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