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香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、山腹保全工に関する計画及び施工上の留意点について説明します。
【砂防】山腹保全工に関する計画及び施工上の留意点について
禿斜地や崩壊地などの荒廃地からの恒常的な土砂生産は、洪水時には下流域における土砂災害をもたらすことになるので、治水上砂防の観点から極めて重要とされている。
山腹保全工について、以下のような計画及び施工上の留意点がある。
① 切土工
切土工は、山腹斜面に不規則な起伏及び急峻な斜面があって、放置すれば将来斜面の安定を保つことができないと予測される場合に、起伏を整正して緩傾斜として安定した斜面とする。
② 谷止工
谷止工は、禿斜地及び崩壊地内の浸食渓に設置する。
その位置は保全対象山腹の直下流部とするのを原則とし、高さは山脚の侵食を防止しうる高さとする。
③ 柵工
柵工は、山腹斜面の表土の流出の恐れのある箇所で、かつ植生導入が可能な箇所に施工し柵工の高さは50cm程度を標準とする。
また柵工は、山腹斜面の表土の流出を防止しうる構造で、原則として切取部で施工し、盛土部での施工は避ける。
④ 暗渠工
暗渠工は、斜面の安定に対して悪影響を及ぼすおそれのある地下水を排除するために設けるものであり、湿潤な所や湧水の生じる所等の地下水を容易に排除できるように配慮し、地山の不透水層の上部に設けるものとする。
⑤ 水路工
水路工は、流水による斜面の侵食を防止するために設けるものであり、その施工においては勾配の急変を避けるとともに徐々に緩勾配に移すこととし、崩壊地帯の凹凸の地盤に十分埋め込み、周囲の流水を集めやすいように配慮する。
以上です。
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