普通コンクリート版の施工方法と施工上の留意点③

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こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、普通コンクリート版の施工方法と施工上の留意点について説明します。

 

 

普通コンクリート版の施工方法と施工上の留意点③

⑧ 目地の施工

目地は、コンクリート版の膨張、収縮、そり等をある程度自由に発生させることにより、作用する応力を軽減する目的がある。

普通コンクリート版の場合、荷重伝達をはかるためのダウエルバーを用いた横膨張目地、横収縮目地およびダイバーを用いた縦目地を設ける。

 

横目地

横収縮目地は、ダウエルバーを用いたダミー目地構造を標準とし、横膨張目地は、ダウエルバー、目地版、チェアおよびクロスバーを組立てて設置し、目地溝に目地材を注入する構造を標準とする。

 

縦目地

縦目地は、2車線同時舗設する場合はタイバーを用いてダミー目地構造とし、1車線ずつの施工で新旧版を継ぐ場合はネジ付きタイバーを用いたバーアッセンブリを設置して、突合せ目地構造とする。

 

横収縮目地の間隔

横収縮目地の間隔は、鉄網等の適用およびコンクリート版の版厚による標準値があり、下表にその値を示す。

 

版の構造 版厚 間隔
鉄網および縁部補強鉄筋を使用 25cm未満 8m
25cm以上 10m
鉄網および縁部補強鉄筋を省略 25cm未満 5m
25cm以上 6m

 

⑨ 養生

コンクリート版の養生には初期養生と後期養生がある。

転圧コンクリート版の場合は、初期養生は行わない。

 

初期養生

初期養生は、表面仕上げ終了後からコンクリート版の表面を荒らさないで養生作業ができる程度にコンクリートが硬化するまでの間に行う養生であり、コンクリート表面の急激な乾燥を防止するために行う。

 

後期養生

コンクリートの十分な硬化を目的として、水分の蒸発や急激な温度変化を防ぐために行う。

養生期間中は、養生マット等でコンクリート版の表面を覆い、完全に湿潤状態となるように散水する。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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