こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、コンクリート構造物の施工における『鉄筋の組立て』について説明します。
【コンクリート構造物の施工】鉄筋の組立てについて
鉄筋を組立てるときは、以下の点に注意する。
①
曲げ加工した鉄筋の曲げ戻しは原則として行わない。
②
加工は常温で行うことを原則とする。
③
鉄筋は、原則として溶接してはならない。
やむを得ず溶接し、溶接した鉄筋を曲げ加工する場合には溶接した部分を避けて曲げ加工しなければならない(鉄筋径の10倍以上離れた場所で行う)。
④
鉄筋の交点の要所は、直径0.8㎜以上の焼きなまし鉄線または適切なクリップで緊結する。
⑤
組み立て用鋼材は、鉄筋の位置を固定するとともに、組み立てを容易にする点からも有効である。
⑥
かぶりとは、鋼材(鉄筋)の表面からコンクリート表面までの最短距離で計測した厚さである。
⑦
型枠に接するスペーサーはモルタル製あるいはコンクリート製を原則として使用する。
⑧
継手位置はできるだけ応力の大きい断面を避け、同一断面に集めないことを標準とする。
⑨
重ね合わせ長さは、鉄筋径の20倍以上とする。
⑩
重ね継手は、直径0.8㎜以上の焼きなまし鉄線で数か所緊結する。
⑪
継手の方法は重ね継手、ガス圧接継手、溶接継手、機械式継手から適切な方法を選定する。
⑫
ガス圧接継手の場合は、圧接面は面取りし、鉄筋径1.4倍以上のふくらみを要する。
以上です。
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