【基礎工】既成杭の施工について

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こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、既成杭の施工について説明します。

 

【基礎工】既成杭の施工について

打込み杭

① 打ち込み順序としては、杭の緒元、配置、周辺部への影響、杭打ち機の種類等を勘案して決める。

 

② 群杭において周辺から中央部へ打ち進むと、その体積が押し出され締め固められた状態となり、抵抗が増大することにより、貫入が困難となる場合があるため、杭群の中央部から周辺に打ち進むのが望ましい。

 

③ 杭の打ち止め時の一打あたりの貫入量は、杭の種類、長さ、形状、地盤の状況等により異なるが、既往の資料等を参考にして2~10mmを目安とする。

 

中堀工法

① 中堀工法とは、杭の中空部をオーガーにより、先端部を掘削しながら、支持地盤まで圧入する工法であり、杭体に孔壁を保護する役割を持たせる。

 

② 中堀工法における先端処理は、最終打撃方式、セメントミルク噴出撹拌方式およびコンクリート打設方式の3工法があり、それぞれの規定に準じて施工する。

 

プレボーリング工法

① プレボーリング工法とは、あらかじめスパイラルオーガーにより杭径より小さい孔を掘削し、既成杭を建て込み、最後に支持力確保のために打撃、根固めを行う工法である。

 

② 根固めの方法は、水セメント比が60~70%で、圧縮強度σ28≧20N/mm2のセメントミルクを注入する。

 

③ 孔内水位低下による掘削孔の崩壊を防止するには、ベントナイト泥水に加えて、逸脱防止剤を添加した掘削液を用いる。

 

ジェット工法

① ジェット工法とは、高圧水をジェットとして噴出し、杭の自重により摩擦抵抗を弱めて圧入する工法であり、砂質地盤に適用する。

 

② 先端支持力を確保するために、打ち止めは最終打撃工法あるいは圧入工法によって行う。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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