コンクリートの寿命について

土木工学

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

コンクリートの寿命はどのくらいかご存知ですか?

コンクリート構造物は、自宅などで用いられていることはもちろん、高層ビル、橋やダムなどの公共構造物など多くの場所で用いられています。

実は、コンクリートの寿命は数十年と長いです。

この記事では、コンクリートの寿命について紹介します。

記事を読み終えると、コンクリート構造物の寿命が何年くらいなのかが分かるでしょう。

 

コンクリートの寿命について

コンクリート構造物のような建築物の寿命については、耐用年数という表現が一般的です。

耐用年数には、下記のような種類があります。

 

①法定耐用年数

固定資産の減価償却費を算出するため税法で定められた年数

 

②物理的耐用年数

建物躯体や構成材が物理的あるいは化学的原因により劣化し、要求される限界性能を下回る年数

 

③経済的耐用年数

継続使用するための補修・修繕費、その他費用が、改築費用を上回る年数

 

④機能的耐用年数

使用目的や使用環境によるものや、建築技術の革新、社会的要求が向上して劣化する年数

 

上記の耐用年数の関係を比較すると

 

②>③>①>④

 

となるのが一般的です。

 

また、様々な基準を総合的に評価して1つの構造物として設定する耐用年数のことを、目標耐用年数といいます。

構造物の寿命は、構造や立地条件、使用状況の違いなどによって左右します。

設計通りにつくられた構造物は、計画的な保全、メンテナンスを実施すれば100年以上も長持ちさせることができます。

 

コンクリート構造物の理想的な目標耐用年数は以下の通りです。

 

・高品質の建築構造物 : 100年(80~120年)

・通常の品質の建築構造物 : 60年(50~80年)

・土木構造物 : 50年(30~70年) 

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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