型枠の転用回数を増やすための留意事項

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、型枠の転用回数を増やすための留意事項について説明します。

 

型枠の転用回数を増やすための留意事項

効率の良い安全な型枠を製作することは非常に難しい。

丈夫な長持ちする型枠を作ろうとすると、費用が高くなるうえに、重量も大きくなり実際に使用する型枠大工が取り扱うことに苦労し、安全上も好ましくない。

つまり、効率のよい安全な型枠とは、値段が安く、取り扱いが簡単で、綺麗に仕上げる型枠となる。

 

型枠の種類にも、木製、合板、鋼製(メタルフォーム)等があるが、最も使用されているのは合板型枠である。

通常、合板型枠は

幅900㎜

長さ1800㎜

厚さ12㎜

の大きさで、薄く加工された板材を接着張り合わせたものである。

この表面をコーティングして使用するが、見えない部分に使用する場合はコーティング無しのものを使用する場合がある。

 

実際の転用回数は、柱や壁などの一般的構造物に使用する場合、良好な仕上がり面を得るためには3~4回くらいが平均となる。

上質なコーティングを使用した場合は、更に2~3回の使用が可能になる。

見えない部分に使用する場合は、7~8回程度であるが、使用する型枠大工の取扱いによっては更に多くの回数を使用することも可能となる。

 

下記に型枠の製作上、配慮する点を列記する。

① 合板パネルに加工する場合、合板を購入した際に寸法を確認する(稀に寸法にばらつきがある)。

② 合板パネルを縦使いするか、横使いするかによって、中浅木の取付け位置を検討する。

③ 図面上で、合板パネルの配置をよく検討し、セパレータの孔の位置を決める(中桟木に当たらないように)。

④ 大型パネルに加工する場合は、人力で組み立てるのか、機械を使用して組み立てるのかによって補強材を考える。

など

 

型枠の使用回数は

加工 → 組立て → コンクリート打設 → 解体 → 整備

を何回実施できるかということである。

ここで一番重要なことは、いかに型枠を傷つけないかでる。

上記の作業で最も傷みを発生させる作業は解体作業である。

ついつい、乱雑になる解体作業時にいかに注意するかが重要となる。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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