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【JR四国】高松駅ビルが起工/設計・施工は鹿島JV、23年度開業目指す
日刊工業新聞より
JR四国がJR高松駅の北側で計画している高松駅ビル(仮称)の安全祈願祭が1日、高松市の建設地で行われた。
新ビルは4階建ての商業棟と駐車場棟の2棟総延べ約1万5490平方メートルの規模。
2023年度下期の開業を目指す。
設計・施工は鹿島・四国開発建設・鉄建建設JVが担当する。
JR徳島駅に続く四国で2番目の本格的な駅ビル開発となる。
神事では西牧世博JR四国社長が鍬、押味至一鹿島代表取締役会長が鋤を盛り土に入れ、工事の無事完成を祈願した。
西牧社長は「皆さんに愛され、何度でも訪れたくなるサンポート地区のにぎわいのあるシンボリックな施設となるよう、23年度下期の開業に向け尽力していく」とあいさつした。
周辺では、24年度に新香川県立体育館の開館、25年4月に徳島文理大学香川キャンパス移転が計画されている。
来賓の浜田恵造香川県知事は「新県立体育館と合わせ、県の一層のにぎわい創出に大きな役割を果たす」、大西秀人高松市長は「新駅ビルの開発テーマである、にぎわいあふれる拠点となる」、吉元博文四国運輸局長は「訪れる旅先としての注目度をさらにアップしてくれる」とそれぞれ期待を述べた。
建設地は高松市浜ノ町8の1ほかの敷地面積約5200平方メートル。
駅のホーム上部や駅北側、駅西側の駐車場・駐輪場を建設用地に充てる。
鹿島の押味代表取締役会長は「駅周辺での公共の場で居ながらの施工となる。細心の注意を払い、工期内に無事故・無災害で最高品質の建物を引き渡す」と決意を語った。
商業棟はS造4階建て延べ約1万0040平方メートル。
1~3階に商業施設が入る。
4階は屋外広場となる。
駐車場棟はS造地下1階地上4階建て延べ約5450平方メートル。
約385台の駐輪と約160台の駐車スペースを設ける。
外観デザインは既存コンコースとの連続性を重視し、瀬戸内海の穏やかな海のゆらぎをイメージした。
施工者は詳細設計付きの一般競争入札(WTO対象)を行い、総合評価方式で鹿島JVに決めた。
落札金額は35億6400万円(税込み)。
工期は23年8月31日まで。
基本設計は交建設計が担当した。
竹山裕之所長(鹿島四国支店)の話
「工事関係者の総力を結集し、JR四国をはじめ地域の皆さまのご期待に沿えられるよう、誠心誠意、努力していく。所長方針として、高松の顔となる建物をつくる喜びとともに、『現場って楽しいを実践していこう』を合言葉に頑張っていく。
竣工時には関係者に笑顔という形でお返しすることを誓う」。
以上です。
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