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香川県高松市の㈲生道道路建設です。
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池田豊人香川県知事と大西秀人高松市長が初会談/臨海部のまちづくりで連携
日刊工業新聞より
池田豊人香川県知事と大西秀人高松市長が19日、高松市の香川県庁で会談した。
サンポート地区をはじめ臨海部のまちづくりで連携する方針を確認。
全国で唯一、新幹線が開通していない四国の将来に強い危機感を抱き、関係機関への働き掛けや地元の機運醸成などで協力し早期実現を誓った。
市は臨海部で瀬戸内町にある中央卸売市場の青果棟を朝日町に移転整備し、跡地に水産物棟の整備を計画している。
大西市長は水産物棟を中心に民間活力を導入し「瀬戸内海の海と魚を扱うテーマパークのようなものができないか」とアイデアを披露した。
福岡町の高松競輪場を「サイクルスポーツツーリズム」の拠点として再整備を検討していることも明らかにした。
「未利用の公共用地が臨海部にある」とし、土地利用の在り方や用途地域の見直しを進めているという。
サンポート地区周辺では2023年度から25年度にかけてJR四国の新駅ビルや新県立体育館、徳島文理大学の校舎が完成する。
B2街区には四国電力が誘致した外資系の高級ホテルが立地する予定。
池田知事は「市の事業でサンポート地区が東西に広がり、沿岸部全域がにぎわい地区になる」と期待を込めた。
一方で「施設整備だけでは十分なにぎわいはできない」とし、「高松駅から県立体育館に向けて歩行者がゆっくり歩ける動線の確保が必要だ。
急いで方策をまとめ、体育館の整備に合わせてできるように進めたい」と述べた。
県が市中心部の渋滞解消に向け検討してきた高松琴平電気鉄道琴平線・長尾線を高架化する連続立体交差事業の廃止が決まった。
池田知事は本町踏切について、代替案として高架道路を通す方針を説明。
大西市長は「好意的に受け止めている」と方針に賛同した。
四国新幹線を巡り、池田知事は「高速道路ができても広域的に人は来ない。四国に新幹線を通しておかないと将来に禍根を残す」と必要性を強調した。
整備計画格上げに向けた法定調査の実施には「地元の具体的な動きがさらに求められる。
市長の力も借りながら一歩前に行けるよう取り組みたい」と意気込みを見せた。
大西市長は「開業後の経済効果を考えると四国新幹線の整備は待ったなしだ。
早く手を付けて少しでも進めないととてもできなくなる」との認識を示した。
「北陸新幹線や西九州新幹線などの先進事例の調査・研究を進める必要がある。同時に市民、県民の理解が不可欠。引き続きシンポジウムなどの開催やさまざまな機会を通じ周知、啓発していく」と語った。
トップ会談は、県と市が連携して取り組む重要課題について互いに共通認識を持つのが目的で、07年から実施している。9月に池田知事が就任してから初の開催となる。
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