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【電設協】働き方改革フォローアップ調査結果、4週6休確保へ課題浮き彫り
日刊工業新聞より
電気工事で事業規模の大きい会社ほど4週6休が進んでいないことが、日本電設工業協会(電設協、山口博会長)の調査で分かった。
電設協では2020年度に4週6休の定着を中間目標に掲げていたが、21年度調査で「4週6休以上が実施できていない」割合が大規模企業44%、中規模企業28%、小規模企業22%。
大規模企業の半数で目標達成が遅れており、休日確保の課題が改めて浮き彫りとなった。
電設協は働き方改革フォローアップ調査を18年度から毎年実施している。
4回目の今回は、21年度の技術系社員の状況把握を目的に4~5月に実施。
企業会員72社、団体会員68社から回答を得た。
企業規模別に
▽大規模企業(従業員数301人以上、資本金3億円超)=17社
▽中規模企業(300人以下もしくは3億円以下)=88社
▽小規模企業(20人未満)=35社
-に分けて分析した。
4週6休の実施割合が最も高かったのが小規模企業の63%で、4週7休が3%、4週8休が11%となった。
中規模企業は4週6休が49%、4週7休が6%、4週8休が16%。
一方、大規模企業は4週6休が50%、4週7休が6%、4週8休が0%だった。
休暇取得が進まない理由として「ゼネコンが閉所しない」「工程が厳しく休日が組み込めない」などが挙げられた。
24年4月に適用される時間外労働の罰則付き上限規制への対策を「準備している、もしくは実施している」と回答したのは全体で約3割。
規模別では、大規模企業の75%が周知済みで対応や準備を実施しているが、中小規模企業では取り組みが進んでおらず早期対応が求められる。
調査結果を踏まえ山口会長は「非常に厳しい結果」と受け止め、「猶予期間をもらって言い訳はできない。何がネックかレビューし早い時期に手が打てるように努める」としている。
以上です。
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