ダム建設の目的について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、ダム建設の目的について説明します。

 

ダム建設の目的

日本は世界的に見ると降水量が多く水が豊かな国である。

しかし、これまで度々、渇水が発生し、水道の断水や工業用水不足、農作物の成長不良などの被害が発生してきた。

梅雨時期や台風期のような水量の多い時期と、水量の少ない時期があり、1年を通じて河川流量の変動が大きいためである。

 

そこで、安定的な水利用を可能にするために、河川の流量の変動に係わらず、1年を通じて一定の水量を河川から取得できるようにすることが必要となる。

 

そのため、日本では、多目的ダムと農業用水、水道用水、工業用水に関するダムが合わせて2,800箇所建設されている。

 

水資源開発の必要性

生活用水や工業用水の需要は、1960年代半ばから2000年までの間に約3倍に増加したが、近年は、農業用水需要の減少や、工業用水の回収利用が進んだため新たに河川などから取水する水量は減少している。

 

ダム事業は高度経済成長期の過大な水需要計画のまま進めているものが多くあった。

水需要の変化した現在では、過剰な供給であることが指摘され、建設中止になるダムも増えている。

 

ダムは、水を貯めるのが目的であるが、同時に河川の砂も貯めてしまう。

そのため、下流に砂が流れず、河床が低下したり海岸を浸食するという問題が起こっている。

そのため、土砂のバイパストンネル、排砂ゲートなどの整備など、ダム湖のリフレッシュ対策が進められている。

 

なお、河川法における規定で

ダムは、貯水・取水するダムを対象に堤高15m以上のもの

それ以下のものを、

として区別している。

 

また、山から土砂流出を防ぐ砂防ダムがある。

高さ7m以上を、砂防ダム

それ以下を、砂防堰堤(えんてい)

と呼ぶ。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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