コンクリート構造物の老朽化の現状

コンクリート構造物の老朽化の現状

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

高度経済成長期に建設されたコンクリート構造物は、建設後数十年が経過してきており老朽化の懸念が絶えず付きまとっています。

本記事では、日本のコンクリート構造物の老朽化の現状とその対策について説明しています。

本記事を読めば、コンクリート構造物の老朽化について大まかな概要を掴めるでしょう。

ぜひ参考にしてください。

 

コンクリート構造物の老朽化の現状

コンクリート構造物の老朽化の現状

全国には約70万基の橋梁と、約1万本のトンネルがあると言われています。

国土交通省によると、今後20年弱で半数以上の構造物が建設後50年を経過することになります。

2013年時点: 建設後50年を経過している橋梁が18%、トンネルは20%程度

2023年には: 上記、橋梁は43%、トンネルは34%

2033年には: 上記、橋梁は67%、トンネルは50%

また、その他の河川構造物や港湾構造物においても同様に、2033年には半数以上の構造物が建設後50年以上経過することになる予定です。

よって、将来的な橋やトンネルなどの老朽化による劣化等の対策を、今のうちから検討しておく必要があります。

 

 

コンクリート構造物の老朽化の種類

コンクリート構造物の老朽化は、ニュースなどで度々見られますが、トンネル内でのコンクリート塊落下事故や橋梁床版のコンクリート片剥落事故などが発生しています。

コンクリート構造物の老朽化については、過去記事にて紹介していますのでぜひ遡ってみてください。

【参考:コンクリート構造物の老朽化の種類】

・アルカリシリカ反応

・中性化

・塩害

・凍害

・繰り返し荷重

・施工不良

・不良材料の使用

※適切な対策が取れていれば問題にならない場合が多いが、現実的には厳しい状況

 

コンクリート構造物が50年を経過したからといって必ず寿命を迎えるわけではありません

コンクリート構造物も人と同様に、単純に50年経過したからといって劣化するわけではなく、50年経過する間に経験する環境の変化や、蓄積された疲労などによって劣化していきます。

 

 

コンクリート構造物の老朽の問題点と対策

問題点

・対象施設数が多い(橋梁約70万基、トンネル約1万本)

・構造物の性能の差が激しい(国、県、市)

・国、県、市で管理体制が違う

・予算の確保が難しい(緊急度の高い案件が優先される)

・土木技術者が少ない

・点検、診断の信頼性が確保されていない

膨大な数の対象構造物があるのにもかかわらず、経済面や人材面などにより対応が追い付いていないのが現状

 

対策

国土交通省では、適切な維持管理を実施し、構造物の長寿命化を図るために

点検→診断→措置→記録→次の点検

というメンテナンスサイクルを確立・運用する取り組みを進めています。

 

土木技術者自体が減少傾向であるため、メンテナンス業務に従事する人材はこれから更に貴重な存在になりそうです。

前回紹介した、コンクリート関係の資格を取っておくと需要がありそうですね。

 

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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