こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、フルデプスアスファルト舗装について説明します。
フルデプスアスファルト舗装について
目的
構築路床・路床（原地盤）上の全層に、瀝青安定処理路盤材料および加熱アスファルト混合物を用いた舗装で、下記のような施工上の制約を受ける場合に適用される。
① 浅い位置に地下埋設物がある場合
② 計画の仕上がり高さに制限がある場合
③ 施工期間に制限がある場合
特徴
① 全層に瀝青安定処理路盤材料および加熱アスファルト混合物を使用することにより、舗装厚を薄くすることができる。
② シックリフト工法との併用により、工期の短縮が可能となる。
③ 路床上に直接、加熱アスファルト混合物などを施工するため、その品質を確保するための路床の支持力が要求される。
構造
① フルデプスアスファルト舗装は、表層・基層・瀝青安定処理路盤から構成される。
② 構造設計がTA法による場合、路床の支持力は設計CBRで6以上必要である。6未満の時は地盤改良を実施し、6以上となるように施工基盤として構築路床を設ける。
施工時の留意点
① フルデプスアスファルト舗装の施工は、基本的に通常のアスファルト舗装に準じて行う。
② シックリフト工法を併用して施工する場合、平たん性の確保が難しい場合もあるため、試験施工などで施工性を確認する。
③ 交通開放する場合は、舗装の温度が十分に低下したことを確認してから行う、
以上です。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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