コンクリート舗装の構造設計について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、コンクリート舗装の構造設計について説明する。

 

コンクリート舗装の構造設計について

コンクリート舗装の構造設計の方法には、経験にもとづく設計方法理論的設計方法がある。

なお、ここで説明する設計方法が対象とするコンクリート舗装の種類は

・普通コンクリート舗装

・連続鉄筋コンクリート舗装

・転圧コンクリート舗装

の3つである。

 

経験にもとづく設計方法

経験にもとづく設計方法による構造設計は、交通条件、基盤条件および環境条件をもとにして、路盤およびコンクリート版のそれぞれについての厚さを設定する。

一般には、まず路盤面において所要の支持力が確保されるように路盤厚の設計を行い、次に舗装計画交通量に応じたコンクリート版厚の設計を行い舗装構造を決定する。

ここでは、普通道路の場合における設計方法について示す。

 

構造設計条件

①交通条件

交通条件は、舗装構造を決定するための直接の条件であり、設計に用いる交通量は設定した舗装計画交通量とする。

 

②基盤条件

基盤条件は、交通条件とともに舗装構造を決定するための直接の条件であり、構築路床および路床(原地盤)を含めた路床(路床の厚さは1mを標準)の設計支持力係数(K値)あるいは設計CBRとする。

 

③環境条件

本設計方法による構造設計で必要となる環境条件は、気温データである。

 

構造設計

経験にもとづく設計方法によるコンクリート舗装の構造設計のおおまかな手順は、路床の設計支持力係数あるいは設計CBRをもとにして、まず路盤面において所要の支持力係数が得れるように路盤の厚さを設計し、さらに舗装計画交通量および使用する舗装用コンクリートの設計基準曲げ強度に応じてコンクリート版の厚さを設計する。

 

コンクリート版厚の設計

交通条件として設定した舗装計画交通量に応じ、コンクリート舗装の種類と使用する舗装用コンクリートの設計基準曲げ強度をもとに設計する。

 

理論的設計方法

理論的設計方法による構造設計は、交通荷重と温度変化に伴いコンクリート版に発生する応力の繰返しによる疲労ひび割れが、舗装の設計期間内に設計で設定されたひび割れ度などを超えないように舗装構造を決定する。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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