【舗装計画】ライフサイクルコストについて

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

舗装計画では、社会的コストを含めたトータルコストの低減が重要であり、計画にあたってはライフサイクルコストを勘案して、検討することが望ましい。

ライフサイクルコストの解析は、舗装の長期的な経済性を評価する有効な手法である。

本記事では、ライフサイクルコストについて説明します。

 

 

ライフサイクルコスト

舗装が存在し、その舗装の性能を一定レベル以上に保持する必要がある限り、舗装は建設(新設あるいは再建設)、供用され、交通荷重などにより性能が低下した場合には補修し、さらに補修によって必要な性能まで向上させることが期待できない場合は、再び建設される。

このような舗装の建設から次の建設までの一連の流れを舗装のライフサイクルコストといい、このライフサイクルに関わる費用をライフサイクルコストと言う。

 

 

管理上の目標値

ひび割れ率、わだち掘れ量、平たん性などの舗装の性能が一定レベルまで低下した場合には、性能の改善を図るため、補修や再建設を実施する。

この補修・再建設が必要となる舗装の性能レベルのことを管理上の目標値としている。

この管理上の目標値の設定の方法には、様々なものが考えられる。

 

代表的な例を以下に示す。

① 舗装の構造としての健全度の観点から設定する方法

② 路面の状態の観点から設定する方法

(道路利用者の安全性、快適性など)

③ ライフサイクルの最小化の観点から設定する方法

 

 

ライフサイクルコストの費用項目

①道路管理者費用

道路管理者費用とは、道路管理者に発生する費用である。

調査・計画費用、建設費用、維持管理費用、補修費用、再建設費用、関連行政費用などがある。

 

②道路利用者費用

道路利用者費用とは、路面の悪化や工事などによる道路の利用制限に対して発生する社会的損失のことである。

車両走行費用、時間的損失費用などがある。

 

③沿道および地域社会の費用

沿道および地域社会の費用とは、沿道や地域社会全体におよぼす費用のことである。

路面の劣化や建設による環境への影響などがある。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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