軟弱地盤対策について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、軟弱地盤対策について説明します。

 

軟弱地盤対策について

埋立地の地盤は、軟弱であることが多く、構造物を建設する場合には、沈下や液状化を防ぐための地盤改良が必要となる。

日本では地震の危険性が高いため、世界有数と言われるほど、地盤改良技術が発達してきた。

関西国際空港、羽田空港沖合展開、中部国際空港などの大規模な埋立工事は、この地盤改良技術によって実現している。

 

軟弱地盤対策工法

軟弱地盤対策工法には様々な種類があり、これらの後方選定にあたっては、軟弱地盤対策工法を必要とする理由や目的を十分に検討・考慮したうえで、地盤の性状、道路構造、施工条件などを勘案して選定する。

 

地盤対策工法の比較

区分 改良の工法 対策工法
表層処理工法 敷設、添加剤、排水による方法 ・敷設材工法

・表層混合処理工法

・表層排水工法

・サンドマット工法

圧密または排水工法 載荷による圧密 ・緩速載荷工法

(漸増載荷工法・段階載荷工法)

・載荷重工法

(盛土荷重載荷工法・地下水低下工法・大気圧載荷工法)

・押え盛土工法

ドレーンによる圧密排水 ・サンドドレーン工法

・ペーパードレーン工法

揚水による地下水位低下 ウェルポイント工法
締固めによる工法 振動による締固め ・バイブロフローテーション工法

・ロッドコンパクション工法

・重錘落下締固め工法

振動・衝撃による締固め サンドコンパクションパイル工法
添加剤工法 薬剤の注入 薬剤注入工法
混合 深層混合処理工法
脱水や化学的結合 石炭パイル工法
電気化学的な方法 電気化学的固結工法
凍結による工法 凍結管による方法 凍結工法

 

主要な対策工法とその目的

対策工法 目的・効果
緩速載荷工法 強度低下の抑制
表層処理工法 せん断変形の抑制
押え盛土工法 すべり破壊防止
置換工法 すべり破壊防止、沈下低減
載荷重工法 圧密沈下の促進
バーチカルドレーン工法 圧密沈下の促進、圧密による強度増加
サンドコンパクションパイル工法 すべり破壊防止、沈下低減、液状化防止
振動締固め工法 緩い砂地盤の締固め、液状化防止
固結工法 すべり破壊防止、沈下低減

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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