こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
日本経済新聞にて、気になる記事を見つけたので本日はその内容をシェアします。
三井住友銀行がマイナス金利にて社債を発行
記事によると、下記のような概要である。
・三井住友銀行は利回りがマイナスの社債を発行
・社債はユーロ建ての担保付社債で10億ユーロ(約1260億円)
・日本企業が社債市場からマイナス金利で資金調達するのは初めて
・社債は満期5年
・金利が0.01%の社債を額面100ユーロあたり、100.895ユーロで発行(マイナス0.168%)
通常、企業が資金を調達する場合
・銀行からお金を借りる
・株式を発行する
・社債を発行する
などがある。
【お金を貸す、株式を買う、社債を買う】立場は、その企業がどうなるか分からないリスク(資金が返ってっこない・株価の下落)を取らなければならないため、普通は金利を受け取る。
今回の場合は、逆である。
三井住友銀行は、日本円で約1260億円を調達する(お金を借りる)ようなので
通常であれば、社債を購入してくれる企業に金利を支払う立場である。
しかし、今回はマイナス金利のため、社債を購入してくれる企業から金利を受け取る。
【お金を借りれば金利を支払う】という、これまで当たり前だった事象が
【お金を借りて金利をもらう】という、すごい状態が起こっている。
というのも、日本でもそうだが、世界的に中央銀行がマイナス金利政策を実施しているのが要因である。
ユーロ建てということで、欧州では欧州中央銀行がマイナス金利政策を導入しており、銀行が余剰資金を欧州中央銀行に預けると、マイナス0.5%の金利が発生する(銀行が欧州中央銀行に金利を支払う)。
しかし、三井住友銀行が発行する社債(マイナス0.168%)で運用すれば、金利を支払うことに変わりはないが、その損失幅は小さくなるため、マイナス利回りの社債に一定の需要があるとのことだ。
お金を借りて金利を受け取れるのであれば、100兆円ほど借りたい。
金利は普通預金の金利(0.001%)でいいので。
1年後、100兆円そのまま返金し、金利の10億円を受け取ります。
以上です。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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