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香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、ポストテンション方式について説明します。
【プレストレスの与え方】ポストテンション方式
PC構造物において、PC鋼材(鉄筋の約5~6倍の強度)を使用してコンクリート部材にプレストレスを与える方法は下記の通り2種類ある。
・プレテンション方式(コンクリート打設前)
・ポストテンション方式(コンクリート打設後)
プレテンション方式とポストテンション方式では、プレストレス導入のメカニズムの違いから、使用するPC鋼材、定着方式も異なり、適用部材も大きく異なる。
したがって、PC構造物を診断する上で、各部材、部位にどのようなプレストレスが与えられているか確認する必要がある。
ポストテンション方式
ポストテンション方式は、コンクリートを型枠に打設し硬化した後に、コンクリート部材中にあらかじめシースなどで設けておいたダクト内に挿入されたPC鋼材を油圧ジャッキにて緊張してプレストレスを与える方法である。
PC鋼材を緊張後、ダクト内にグラウト材を注入してPC鋼材の防錆とコンクリートとの付着を確保する。
ポストテンション方式は、定着システムの開発とともに大容量化され、大型のPC構造物が建設可能となった。
現場にて大容量のプレストレスを導入することで、分割施工、プレキャスト接合技術が急速に発展し、機械化施工による大型橋梁や大規模な構造物の施工が可能となった。
近年では、PCグラウトが不要なエポキシ塗装などを施した鋼材を用いた外ケーブル方式も採用されている。
(出典:一般社団法人プレストレスト・コンクリート建設業協会)
以上です。
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