アスファルト舗装のライフサイクル

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、アスファルト舗装のライフサイクルについて説明します。

 

アスファルト舗装のライフサイクル

アスファルト舗装は、一般の土木構造物と違い恒久的な構造物ではなく、10年~20年で寿命を迎える。

しかし、寿命期間を終えた舗装の構造全てが無用になるわけではなく、部分的な更新や補強を行って新たなアスファルト舗装としてその機能を発揮する。また、その仮定で出た廃材等もリサイクルされる。

 

アスファルト舗装を施工する際、様々な調査が行われ、多くのデータを求める。

それらのデータに基づき構造設計を行い、使用する材料や舗装の厚さが決まる。

設計に従って工事費用が算出され、発注、施工、品質管理、検査を経てアスファルト舗装は完成する。

 

交通開放されたアスファルト舗装は、その時点から交通荷重や気象の影響を受けて少しずつ劣化が進み、わだち掘れ、ひび割れ、摩耗などの破壊現象が路面に現れてくる。

破壊が軽微なうちは、クラックシール、シールコート、パッチングなどの小規模で表面的な修繕によって道路のサービス水準が維持される。

 

舗装の寿命

舗装が供用期間の終わりに近づき、路面の状況が車の安全で快適な走行に対し許容できないと判断され、小規模で表面的な修繕では対応できない場合、オーバーレイ、打換えなどの大規模な修繕が必要だと考えられた時、その舗装は寿命が尽きたと言える。

 

大規模な修繕によって、構造的に強化され路面が新設舗装と同様に回復し再び交通開放されると、軽微な破壊に対し小規模な修繕が何回も繰り返され、その後、再び大規模な修繕が行われる。

 

このように、同様な手順に従い舗装の破壊と再生が繰り返されることを、舗装のライフサイクルと呼ぶ。

舗装のライフサイクルの間に必要な全ての費用の合計は、ライフサイクルコストといい、舗装の設計、維持修繕において最小であることが求められる。

ライフサイクルコストは、舗装が新設され、交通開放後は破壊が進行し大規模な修繕を行って再び交通に供されるというサイクルを繰り返す間に、主に道路管理者と道路利用者が負担する費用を合計したものである。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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