こんにちは。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
日本だけではなくASEANや南西アジアに可能性を感じ、進出を検討していく企業はこれからも増えていくと思います。
進出を検討するためには、様々な事を調べなければなりませんが、すでに進出している日系企業はどんな事にメリットを感じているのでしょうか?
ジェトロが発行している書籍を読んだので、その内容をシェアしたいと思います。
ぜひご覧ください。
【メリットは?】ASEAN・南西アジアのビジネス環境
①市場規模・成長性
ASEANや南西アジアでは日本とは大きく違う環境のため、ビジネス上の課題が目につき進出に躊躇してしまいがちです。
しかしながら、市場規模や成長性がそれらの課題を相殺するほど魅力的なようです。
以下に概要をまとめます。
・インドは人口が12億人を超え、2025年には14億人を超えると予想されている
・インドは2030年までには中国を抜いて世界一の人口を誇る国になることが予想されている
・ミャンマーは2011年3月末以降、民主化・改革が進み市場が活気を帯びてきている
・インドネシアは人口が2億5000万人を超え、ASEAN最大の人口を誇る
やはり、魅力的な国は『人口が多い』という点で共通するようです。
②ビジネス環境が整備されている国もある
『安定した政治・社会情勢』
『駐在員の生活環境が優れている』
『インフラ(電力・運輸・通信など)の充実』
・上記のような項目は、ビジネス環境上、基礎条件として非常に重要
・この点で、シンガポールやマレーシアはビジネス環境が整備されている
・『安定した政治・社会情勢』の項目については、シンガポールとマレーシアに加え、ラオス・ベトナムという共産党一党指導体制の国々も上位の国として評価されている
③雇用・労働面で評価が高い
『言語・コミュニケーション上の障害の少なさ』
『従業員の雇いやすさ』
・上記の項目では、フィリピン、バングラデシュ、パキスタンなどの国で進出企業がメリットを感じている
・フィリピンは英語人材が豊富な点がメリットであり、また人材供給が厚い
・フィリピンは人口が1億人と多いが、失業率が7%と高く、人材は買い手市場
・バングラデシュ、パキスタンも人口がそれぞれ1億5000万人、1億8000万人と人材供給面で心配が少ない
④集積によるメリット
『取引先(納入先)企業の集積』
『裾野産業の集積(現地調達が容易)』
・上記項目では、タイに進出している日系企業がメリットを感じている
・タイの進出日系企業は約5000社とASEAN・南西アジア地域では随一
⑤チャイナプラスワンの背景にある相対的な人件費の安さ
・中国での人件費上昇などを受けて、チャイナプラスワンがその受け皿として評価されている
・ミャンマー、バングラデシュは中国の約5分の1
・ベトナムは中国の約4割程度
・インドネシア、フィリピンが中国の6割程度
・しかし、いつまでも人件費が安いままという前提は危険
いかがでしたでしょうか?
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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