アスファルト舗装の平たん性について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、アスファルト舗装の平たん性について説明します。

 

アスファルト舗装の平たん性について

アスファルト舗装の縦断凹凸は車の乗り心地に最も影響が大きい路面性状である。

道路ユーザーは、その劣化を容易に察知できる。

乗り心地を左右するサービス性能に関する情報の95%は、縦断凹凸に由来する。

縦断凹凸のうち、波長が35mmから30mのものが車の走行性に関与しており、波長が3m以上の凹凸には、橋の取付け部や施工不良の盛土などで生じる局所的な沈下のほか、地形や道路線形に伴う不陸が含まれる。

 

縦断凹凸の影響

路面の平たんな道路では、車の乗り心地、快適さと操縦性などの安全性が確保され、維持される。

平たん性が高いと、重車両のタイヤが路面に与える衝撃は減り、長期間にわたり輪荷重による凹凸とひび割れの発生が抑制され、舗装の供用性が向上する。

路面の凹凸が50%減ると、舗装の寿命は18~55%延びる。

初期の平たん性は、舗装の寿命期間中の平たん性を左右し、初期の平たん性が高いと、その後10年間の凹凸が小さいばかりか、ひび割れも少なくなり、年間の維持費が下がる。

 

縦断凹凸の変化

供用中の路面の凹凸には、舗装の強度と交通荷重が関係しており、舗装に適当な強度さえあれば、交通による平たん性の変化は大きくないと言える。

しかし、舗装の各層に弱点がある場合、平たん性は損なわれやすく、これは平たん性を定期的に測定することにより、舗装破壊の発生の予兆が掴めることを示している。

この凹凸の絶対値により、その変化率が構造破壊の信頼できる指標となる。

オーバーレイを行った舗装では、オーバーレイ厚気象条件が凹凸の進行に大きく影響し、これに路床種類を加えた3要因が凹凸の進行を左右する。

凹凸が急速に進行する最悪のケースは、薄層オーバーレイ、湿潤、低凍結地帯、細粒土路床、重交通などの組合せの場合である。

凹凸の進行が最も遅いのは、厚層オーバーレイ、乾燥、高凍結地帯、粗粒土路床などの場合である。

 

 

以上です。

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