すべり止め機能を有する舗装について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、すべり止め機能を有する舗装について説明します。

 

すべり止め機能を有する舗装について

すべり止め機能を有する舗装とは、路面のすべり抵抗性を高め、車両の走行安全性を向上させる舗装である。

急坂部、曲線部、踏切などの近接区間や交差点で歩行者の多い横断歩道の直前などに用いられる。

 

すべり止め機能を有する舗装の種類

すべり止め機能を有する舗装には、

・混合物自体のすべり抵抗性を高める工法

・樹脂系結合材料を使用して硬質骨材を路面に接着させる工法

・グルービングやブラスト処理などによって粗面仕上げをする工法

などがある

 

すべり止め機能を有する舗装 混合物自体のすべり抵抗性を高める工法 硬質骨材を使用する工法
ロールドアスファルト舗装
樹脂系結合材料を使用して硬質骨材を路面に接着させる工法
粗面仕上げをする工法 グルービング工法
ブラスト処理

 

適用上の留意点

混合物自体のすべり抵抗性を高める工法

下記のような工法がある。

・開粒度あるいはギャップ粒度のアスファルト混合物を用いる工法

・排水性舗装

・骨材の全部または一部に硬質骨材を使用する工法

・ロールドアスファルト舗装

など

 

【硬質骨材とは】

シリカサンド、エメリー、けい石、ボーキサイトを焼成したカルサインドボーキサイト、ある種の金属・非金属製錬時に副産される特殊な硬質スラグ、溶融アルミナ、各種の研磨剤など

 

樹脂系結合材料を使用して硬質骨材を路面に接着させる工法

この工法は、舗装表面に接着剤として樹脂系結合材料を塗布し、硬質骨材を散布・付着させるものである。

・仕上がり厚さは、3~5mmとするのが一般的であり、硬質骨材は、粒形が3.5~1.0mmの範囲のものを使用する。

・樹脂系結合材料には、エポキシ樹脂アクリル樹脂などがある。

・一般に、施工は乾燥した路面を清掃したあとに、エポキシ樹脂1.6kg/m2を均一に散布し、その上に硬質骨材を散布し、必要に応じて転圧する。エポキシ樹脂が、十分硬化したのを確認した後、余分な硬質骨材を除去して交通開放する。

・保温対策や、加温対策などを考慮しなければ、気温が5℃以下の場合は、施工してはならない

・アスファルト舗装施工直後に施工すると、剥脱することがあるため、交通開放後3週間以降に施工する。

 

粗面仕上げをする工法

粗面仕上げをする工法には、グルービングやブラスト処理による工法がある。

グルービング工法(安全溝設置工)は、路面の排水を促進し、すべり抵抗性を向上させるため、路面に溝切りを行う工法

ブラスト処理は、ショットブラストなどで粗面に仕上げる工法。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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