コンクリート構造物の崩壊原因②

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、コンクリート構造物の崩壊原因について説明します。

 

コンクリート構造物の崩壊原因

コンクリート構造物の重大な予兆や変状を見過ごしてしまうことにより、構造物の機能や耐久性に影響が生じた後に対策を施す事後処理では、対策コストが増大する。

また、最悪の場合、構造物の崩壊にまで達することがある。

 

コンクリート構造物の崩壊原因はいくつかに分類される。

① 構造物の既存不適格が原因となったもの

② 点検・診断の不十分が原因となったもの

③ 潜在的弱点を有したことが原因となったもの

④ 不適切な補修・補強が原因と推定されるもの

通常は、原因が1つに絞られるわけではなく複数の原因が組み合わさった場合が多い。

 

② 点検・診断の不十分が原因となったもの

・点検、診断が不十分により崩壊した事例は世界各国で確認されている

・例として、PCグラウト充填不足のシースに塩分が侵入し、主桁PC鋼材が腐食し破断に至ったケース

・完成後20年以上のポストテンション方式のPC鋼材が腐食し破断

・いずれも、PC鋼材が破断に至るまでに、予兆を検知できなかったことが崩壊の原因と考えられる

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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