【アスファルト舗装】プライムコートについて

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こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、プライムコートについて説明します。

 

【アスファルト舗装】プライムコートについて

プライムコートの施工方法と材料

プライムコートは不陸の整生、浮石、ごみ及びその他の有害物の除去を行って路盤を仕上げた後、速やかに瀝青材料を路盤表面に均一に散布して養生する。

散布にあたっての機械は、アスファルトディストリビュータ、またはエンジンスプレーヤーを使用する。

プライムコートには、通常、アスファルト乳剤(PK-3)を用いる。

散布量は、1~2リットル/㎡を標準とし、路盤面が緻密な場合は少なめに、粗な場合は多めに用いられることがある。

ほかに、路盤への浸透性を高めた、高浸透性乳剤(PK-P)を用いる場合もある。

路盤が瀝青安定処理路盤の場合はタックコートを使用する。

 

プライムコートの機能

プライムコートには、以下のような機能がある。

 

① 路盤上にアスファルト混合物を舗設する場合では、路盤と加熱アスファルト混合物層とのなじみを良くする

 

② 降雨による路盤洗堀や表面水浸透などを防止する。

 

③ 路盤表面部に浸透し、その部分を安定させる。

 

④ 路盤からの水の蒸発を遮断する役割がある。

 

⑤ 路盤上にコンクリートを舗設する場合では、打設したコンクリートからの水分の吸収を防止する。

 

プライムコートの施工上の留意点

① 瀝青材料の厚い被膜

瀝青材料が路盤に浸透しないで厚い被膜となるなど、養生が不十分な場合は、上層の施工時にブリージングを起こしたり、層の間でずれで上層にひび割れを生ずることがあるので、そのような部分には砂を散布し吸収させ取り除く。

 

② 車輪への付着防止

上層を施工する前に、やむを得ず交通開放する場合には、瀝青材料の車輪への付着を防止するため砂を散布する。

 

③ 寒冷期の施工

寒冷期に施工する場合は、養生期間を短縮するため瀝青材料は加温して散布する。

 

④ 路盤への浸透

プライムコートは、散布時に路盤の表面が適度に湿っているほうが路盤への浸透がよい

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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