【トンネル】トンネル掘削の補助工法について

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こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、トンネル掘削の補助工法について説明します。

 

【トンネル】トンネル掘削の補助工法について

トンネル掘削にあたって、切羽及び天端の安定のための断面分解する方法に対して、補助工法を採用して大断面で掘削する方法が合理的な場合も多く、標準的な支保パターン内での支保工では施工が困難な場合、あるいは都市部における山岳トンネルの施工にあたっての周辺環境条件などからも補助工法が必要になる。

 

補助工法の分類

補助工法は、その目的によって

・切羽安定対策

・湧水対策

・地表面沈下対策

・近接構造物対策

に分類される。

切羽安定対策には天端部の安定対策、鏡面の安定対策および支保工脚部の安定対策がある。

補助工法の目的と比較的よく用いられる工法例は以下の通り。

 

目的:施工の安全確保

補助工法の目的 補助工法
切羽安定対策 天端部の安定対策 フォアポーリング、注入式フォアポーリング、長尺(鋼管)フォアパイリング、水平ジェットグラウト、プレライニング
鏡面の安定対策 鏡吹付工法、鏡止めボルト、長尺鏡止めボルト
支保工脚部の安定対策 支保工脚部の拡幅、上半仮インバート、脚部地盤の改良、脚部補強ロックボルト・パイル
湧水対策 水抜ボーリング、ウェルポイント、ディープウェル

 

目的:周辺環境の保全

補助工法の目的 補助工法
地表面沈下対策

(切羽安定、湧水対策の併用)

長尺(鋼管)フォアパイリング、パイプルーフ、水平ジェットグラウト、スリットコンクリート、垂直縫地工法、注入工法
近接構造物対策

(切羽安定、湧水対策の併用)

地盤の強化・改良: 注入工法、撹拌工法

遮断壁: 柱列杭工法、撹拌工法、鋼矢板、鋼管杭

既設構造物補強: 直接補強、アンダーピニング

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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