コンクリート構造物の変状について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、コンクリート構造物の変状について説明します。

 

コンクリート構造物の変状について

コンクリート構造物の変状は

① 初期欠陥

② 劣化

③ 構造的変状

④ 損傷

に分類される。

 

初期欠陥とは、構造物または部材に必要な性能が主に初期段階状態から欠けていることを言う。

具体的には、下記の通り。

・初期ひび割れ

・コールドジョイント

・ジャンカ(豆板)

・空洞

・PCグラウト充填不足

 

劣化とは、材料の特性が時間とともに損なわれていく現象を言う。

具体的には、下記の通り。

・塩害

・中性化

・凍害

・アルカリシリカ反応(ASR)

・化学的浸食

 

構造的変状とは、力学的作用によって生じる変位やひび割れなどで、設計上の想定以上の構造的変化を言う。

具体的には、下記の通り。

・地盤沈下

・支承の機能不全

・異常変位

 

損傷とは、地震や衝突によるひび割れや剥離など、短時間のうちに発生し、その進行が時間の経過を伴わない変状を言う。

 

近年、アルカリシリカ反応による鉄筋破断の問題、骨材に起因するコンクリート収縮問題や、コンクリート構造物が供用後50年を経過するなど、コンクリート構造物の変状を早期に発見し適切な処置を取ることが重要になってきている。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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