【コンクリート施工】型枠工事について

土木工学

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

型枠工事は、鉄筋でつくった構造物の骨組みに型枠を組立てる工事です。

本日は、型枠工事について見ていきたいと思います。

ぜひご覧ください。

 

【コンクリート施工】型枠工事について

コンクリート施工の現場における工程

工事現場におけるコンクリートの施工工程は大きく下記の通りです。

 

①鉄筋工事

・鉄筋は構造物の骨組みとなるので構造物自体の耐久性に大きな影響を及ぼす

②型枠工事

・型枠の形状がそのまま完成形となるため、型枠の変形は絶対に避けなければならない

③レディミクストコンクリートの運搬・受入れ

・レディミクストコンクリートは時間の経過とともに固まっていき品質に影響がでるため、JISで運搬時間が規定

④コンクリートの打設(打込み・締固め)

・レディミクストコンクリートは打設日に受け取り、受入れ検査を実施し品質に問題がなければそのまま使用

⑤コンクリートの養生

・乾燥や凍結からコンクリートを保護するために養生を実施

 

 

型枠とは

型枠は構造物の形状に組まれた枠のことで、コンクリートを型枠に流し込むことでコンクリート構造物の形が出来上がります。

型枠がしっかりと設置されていないと構造物はいびつな形で仕上がってしまうため、型枠工事は極めて重要な工程です。

 

 

型枠の構成

型枠は、下記の材料で構成されています。

・せき板

・鋼管(バタ材)

・セパレータ

・緊結材

 

【せき板】

・コンクリートをせき止めるための板で、直接コンクリートに触れる部分

・通常、合板やプラスチック板、鋼板などが用いられる

現在のせき板の主流は合板で、土木工事では約60%、建築工事では約70%の使用割合と言われています。

合板は転用回数が少なく廃棄コストが多くかかってしまい、木材資源の乱用に繋がっているという欠点があります。

そのため、合板に代わって軽量のプラスチック型枠や鋼製型枠の使用も増えてきています。

 

【鋼管】

・鋼管はせき板の後ろに取り付ける補強材

 

【セパレータ】

・セパレータは2枚のせき板の間に取り付けてせき板同士の間隔を保持する器具

 

【緊結材】

・セパレータと交換を結合させる器具

 

 

型枠工事の流れ

建設時に使用する型枠の形状や寸法、数量などは設計図書をもとに作成した加工図に基づいて決められています。

その内容をもとに、必要な型枠材料を加工場であらかじめ準備しておき、型枠工事を実施する際に受け入れます。

 

型枠工事の流れとしては

①墨出し

・柱の中心線や壁や床などの位置について、設計図書をもとに床面などに墨で印をつけていく作業

・この印をもとに型枠を組立てていくので、型枠工事中は何度も行う

②敷き桟

型枠の土台となる桟木を設置する作業

③型枠の組み立て作業

・せき板を所定の位置に組立てつつ、セパレータを取り付ける

・型枠が垂直水平になっていることを随時計測する必要がある

・組立てが完了すれば、鋼管と緊結材で締付けを実施

 

いかがでしたでしょうか?

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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