【流動化コンクリート】さまざまなコンクリートの特徴や用途

土木工学

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

コンクリートには様々な種類があり、いずれも独自の性質や特徴を持っています。

現在、それぞれのコンクリートの特徴や用途を紹介しています。

本日は【流動化コンクリート】についてです。

ぜひご覧ください。

 

【流動化コンクリート】さまざまなコンクリートの特徴や用途

流動化コンクリートとは

流動化コンクリートとは、あらかじめ練り混ぜられたコンクリート(ベースコンクリート)流動化剤を添加し、撹拌することにより、流動性を増大させたコンクリートのことです。

単位水量、単位セメント量を増やさずにスランプを大きくすることで施工性の改善を図るもので、プレキャストコンクリートなどに使用されます。

 

流動化コンクリートの材料と配合

流動化コンクリートはベースコンクリートに流動化剤を添加したものなので、材料と配合についてはベースコンクリートと流動化コンクリートの両面から考慮する必要があります。

・実際の施工条件に近い状態を再現し、試し練りを行うことが重要

・セメントは普通ポルトランドセメントの使用が一般的

・骨材は、流動化後を踏まえた品質のものを選定する

強度や空気量は、ベースコンクリートと流動化コンクリートで同じ程度になるようにする

・細骨材率が流動化コンクリートのスランプ時と同程度になるよう調整する

・単位水量は、同一スランプにおけるAE減水剤を用いたコンクリートと比較して8~12%減らしたものを標準とする

・流動化剤を用いたことによるスランプの増大量は10cm以下としなければならない(通常は5~8cm)

 

流動化コンクリートの施工

・流動化コンクリートは、生コン工場で製造した時点ではベースコンクリートの状態である

・流動化させてから20~30分以内に打込みを完了させるのが原則のため、ベースコンクリートに流動化剤を添加した段階でトラックアジテータに積込み、撹拌しながら運搬するのが一般的

・打ち重ね時間の間隔は、通常よりも短くする(コールドジョイントが生じやすいため)

・プラスティック収縮ひび割れ防止のため、初期養生を十分に行う

 

 

いかがでしたでしょうか?

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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