アスファルト舗装の継目の施工について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、アスファルト舗装の継目の施工について説明します。


 

アスファルト舗装の継目の施工について

継目の施工にあたっては、継目または構造物との接触面をよく清掃してからタックコートを行い、敷きならした混合物を締固め、相互に密着させる。

なお、施工継目は、できるだけ少なくするように計画する。

 

横継目について

横継目は、施工の終了時またはやむを得ず施工を中断したとき道路の横断方向にできる継目のことで、仕上がりの良否が走行性に直接影響を与えるので、平たんに仕上げるよう十分に注意しなければならない。

 

① やむを得ず舗設作業を長時間中断するときは、敷きならしの終了した端まで転圧を完了させる。

 

② 施工中断時または終了時の継目は、横断方向にあらかじめ型枠を置き、所定の高さに仕上げる

 

③ 横継目の位置は、既設舗装の補修・延伸の場合を除き、下層の継目の上に上層の継目を重ねてはいけない

 

縦継目について

縦継目は、道路幅員を数車線に分けて施工する場合に道路中心線に平行に設ける継目で、継目部の開きやひび割れなどが生じやすいので、丁寧に仕上げなければならない。

 

① 表層の継目は、原則として車線(レーンマーク)に合わせるようにする。

 

② 各層の継目の位置は、既設舗装の補修・拡幅の場合を除き、下層の継目の上に上層の継目を重ねてはならない

また、縦継目は上・下層とも車輪の走行位置直下にならないようにする。

基層の縦継目と、その上に舗設する表層の縦継目の位置は、通常15㎝程度ずらす

 

③ 縦継目部は、レーキなどで粗骨材を取り除いた新しい混合物を、既設舗装に5㎝程度重ねて敷きならし、直ちにこの混合物にローラーの駆動輪を15㎝程度かけて転圧する。

 

④ ホットジョイントの場合は、縦継目側の5~10cm幅だけを転圧しないでおき、後続する混合物と同時に締固め、縦継目部を目立たないように施工する。

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。



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