こんにちは。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
先日、外国人技能実習制度について記事にしました。
記事作成の過程で、様々な問題や課題があることを知ったので本記事でシェアしたいと思います。
受け入れ企業である弊社が考える本制度の課題や問題に対する見解は下記です。
本制度の目的・趣旨を正確に理解し、技能実習生へ最大限価値(技術・知識・給与など)を提供することで、2国間の国際協力の推進及び自社の発展への助力をしてもらう。
日本企業たるホスピタリティを持って、技能実習生と接していきたいと考えています。
外国人技能実習制度で発生している問題点
・研修生の急増に比例し、人権蹂躙や事件が多発している
・典型的な事例は、パスポート取上げ、強制貯金、研修生の時間外労働、権利主張に対する強制帰国、強制帰国を脅し文句に使って性行為を迫るような性暴力など
・2006年にはトヨタ自動車の下請け企業23社での最低賃金法違反、また岐阜県内の複数の縫製工場では時給300円で残業させていたことなどが報道された
・制度の趣旨と実態の乖離。本来の目的である国際貢献ではなく、低賃金の労働力確保のために本制度を利用するケースが目立っている
・研修生の中にも技能修得ではなく「出稼ぎ」として来日する者がいるのも事実
・2013年4月3日には、実習先の長崎県長与町の企業から給与が10万円しか支払われず、また寮の居住費や仲介業者への支払いなどを天引きされたことで事実上1万円程度しか支払いを受けられなかった
・2018年3月には、制度により来日したベトナム人男性が、岩手県の建設会社によって、福島第一原子力発電所事故の除染作業に従事させられたことを明らかにした。法務省入国管理局は「除染は実習の趣旨にそぐわない」としている
・円満な研修・技能実習を実施している企業もあり、受け入れ企業のみならず研修生からも期間延長や再入国を求める声がしばしば聞かれるが、制度拡大と同時に、上記のような人権蹂躙の防止も必須の課題である
技能実習生は日本語が上手くないこともあり日本にて記事やニュースになっていないだけで、彼らの母国のSNS上では上記のような問題点について声をあげている実習生もいます。
本問題は、政治や経済の問題などが複合的に絡んでいるため非常に難解なものになっているのも事実だと思います。
いかがでしたでしょうか?
弊社は冒頭でも述べたような考え方で、技能実習生と向き合っていきたいと思います。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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