こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
舗装計画における目標の設定は、設計・施工においても基本的な目標となる。
設定すべき項目には、設計期間、舗装計画交通量、舗装の性能指標とその値などがある。
本記事では、舗装の性能指標の値について説明する。
舗装の性能指標の値
疲労破壊輪数
普通道路
普通道路における疲労破壊輪数は、舗装路面に49kNの輪荷重を繰り返し加えた場合に、舗装にひび割れが生じるまでに要する回数である。
車道および側帯の舗装の施工直後の普通道路の疲労破壊輪数は、舗装計画交通量に応じて、下表に示す値以上で設定する。
【疲労破壊輪数の基準値(普通道路・標準荷重49kN)】
交通量区分 |
舗装計画交通量 (単位:台/日) |
疲労破壊輪数 (単位:回/10年) |
N7 | 3,000以上 | 35,000,000 |
N6 | 1,000以上3,000未満 | 7,000,000 |
N5 | 250以上1,000未満 | 1,000,000 |
N4 | 100以上250未満 | 150,000 |
N3 |
40以上100未満 |
30,000 |
N2 | 15以上40未満 | 7,000 |
N1 | 15未満 | 1,500 |
小型道路
小型道路における疲労破壊輪数は、路面に17kNの輪荷重を繰り返し加えた場合に、舗装にひび割れが生じるまでに要する回数である。
車道および側帯の舗装の施工直後の小型道路の疲労破壊輪数は、舗装計画交通量に応じて、下表に示す値以上で設定する。
【疲労破壊輪数の基準値(小型道路・標準荷重17kN)】
交通量区分 |
舗装計画交通量 (単位:台/日) |
疲労破壊輪数 (単位:回/10年) |
S4 | 3,000以上 | 11,000,000 |
S3 | 650以上3,000未満 | 2,400,000 |
S2 | 300以上650未満 | 1,100,000 |
S1 | 300未満 | 660,000 |
塑性変形輪数
普通道路
普通道路における塑性変形輪数は、表層温度が60℃の舗装路面に49kNの輪荷重を繰り返し加えた場合に、当該舗装路面が下方に1mm変位するまでに要する回数である。
車道および側帯の舗装の施工直後の普通道路の塑性変形輪数は、道路の区分と舗装計画交通量に応じて、下表に示す値以上で設定する。
【塑性変形輪数の基準値(普通道路・標準荷重49kN)】
道路の区分 |
舗装計画交通量 (単位:台/日) |
塑性変形輪数 (単位:回/mm) |
第1種、第2種、第3種第1級
および第2級並びに第4種第1級 |
3,000以上 | 3,000 |
第1種、第2種、第3種第1級
および第2級並びに第4種第1級 |
3,000未満 | 1,500 |
その他 | 500 |
小型道路
小型道路における塑性変形輪数は、普通道路と同様に定める。
車道および側帯の舗装の施工直後の小型道路の塑性変形輪数は、道路の区分や舗装計画交通量に係わらず、500回/mm以上で設定する。
平たん性
車道および側帯の舗装の施工直後の平たん性は、普通道路および小型道路に係わらず、2.4mm以下で設定する。
浸透水量
車道および側帯の舗装の施工直後の浸透水量は、普通道路および小型道路に係わらず、道路の区分に応じて、下表に示す値以上で設定する。
【浸透水量の基準値(普通道路・小型道路)】
道路の区分 | 浸透水量(単位:ml/15sec) |
第1種、第2種、第3種第1級
および第2級並びに第4種第1級 |
1,000 |
その他 | 300 |
必要に応じて定める舗装の性能指標
すべり抵抗値、騒音値などの舗装の性能指標とその値は、舗装の目的、用途などを考慮したうえ、実測例などを参考に設定する。
以上です。
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