こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、日本の河川について説明します。
河川について
世界の川に比べ、日本の川は急勾配で距離が短いことが特徴である。
大雨になると、川に流れ込んだ雨水は一気に流下し、あっという間に流量は増加する。
洪水から土地を守ることは、昔からその土地の領主の重要な仕事であった。
日本の河川の特徴
河川流量の安定度の指標である、河状係数は
『洪水時の最大流量/渇水時の最小流量』
で表される。
この値が小さいほど、洪水時と渇水時の流量の差が少なく、安定した流れとなる。
利根川は、川の水が少ないときと比較し、多いときは850倍の差がある。
一方で、ヨーロッパの河川の河状係数は日本の10分の1以下となっている。
日本の河川は、短く勾配が大きいため、流量の変化が大きく洪水や土砂災害が発生しやすい。
一方で、日本では豪雨が降って河川が氾濫しても数日で水は引く。
しかし、ヨーロッパの河川は一度氾濫すると水が中々引かず、場合によっては1カ月程度水浸しの状態が続く。
【日本と諸外国の河川勾配の比較】
(出典:国土交通省)
近年では、流域の都市化により、地表面がコンクリートなどで覆われているため、雨水が地中に浸透せずに川に流れ出る。
このような環境変化も、河川の流量の状況を左右する大きな要因となっている。
2014年までの過去20年間では、年平均5万棟の家屋水害の被害が発生し、そのうち約360棟が全壊・流出している。
河川の堤防の高さは、計画高水位と呼ばれる、河川の水位が基本となっている。
計画高水位は、100年から200年に1回の洪水が発生しても大丈夫なように設定されている。
200年に1回の大洪水に備える、スーパー堤防事業は、首都圏や近畿圏の6河川で施工から事業開始から20年以上かけて700億円近くが投じられているが、整備率はわずか約6%にとどまっていた。
このままいくと、完成までに約400年、累積事業費は約12兆円かかる計算であったため、2010年の事業仕分けにより、廃止となった。
その後、東日本大震災後に規模を873kmから120kmに限定し、継続となった。
以上です。
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