ロールドアスファルト舗装について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、ロールドアスファルト舗装について説明します。

 

ロールドアスファルト舗装について

目的

細砂、フィラー、アスファルトからなるアスファルトモルタル中に比較的単粒度の粗骨材を一定量配合した不連続粒度のロールドアスファルト混合物を敷き均し、その直後にプレコート砕石を圧入した舗装である。

すべり抵抗性、疲労破壊抵抗性、水密性、耐摩耗性の性能向上を目的としている。

積雪寒冷地や山岳部の道路に使用されることが多い。

 

材料

① 粗骨材

粗骨材は、4~6号砕石を施工厚さによって選択、適用する。

 

② 瀝青材料

・針入度が40~60、60~80の舗装用石油アスファルトを瀝青材料として使用する。

・重交通道路などで流動対策が必要な場合は、改質アスファルトの使用またはトリニダットレイクアスファルトを混合する。

 

配合

① ロールドアスファルト混合物

粗骨材の混入割合は施工厚さによって決められるが、6号砕石以上の粗骨材の混入率が45%以下の混合物であるため、プレコート砕石を散布・圧入することにより、安定性・すべり抵抗性を向上させる。

 

② マーシャル安定度試験

混合物の配合は、マーシャル安定度試験により行う。

推定アスファルト量の中央値からアスファルト量を0.5%ずつ増減させてマーシャル安定度試験を行う。

 

③ 最適アスファルト量の選定

マーシャル安定度試験の目標値を満足し、混合物の空隙率がマーシャル安定度試験の目標値の範囲内で、最小となるアスファルト量から-2%の範囲で選定する。

 

【地域によるアスファルト量の選定範囲】

地域 選定範囲
一般地域 最小空隙率のアスファルト量より1~2%減
積雪寒冷地域 最小空隙率のアスファルト量より1%減

 

④ 施工時の留意点

・混合物の製造は、通常のアスファルトプラントで行い、敷きならし作業は、アスファルトフィニッシャーを用いて行う。

・仕上がり厚さは、一般に2.5~5.0cmとする。

・プレコート砕石は、チップスプレッダまたは人力で均一に散布し、鉄輪ローラーで圧入する。

・プレコート砕石は、一般に5号砕石を5~12kg/m2程度散布して仕上げる。

・混合物とプレコート砕石の結合をさらに高めるには、鉄輪ローラーの転圧後、タイヤローラーで転圧すると良い。

 

【参考】

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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