【アスファルト混合物の種類】ポーラスアスファルト(PA)について①

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、ポーラスアスファルト(PA)について説明します。

 

ポーラスアスファルト(PA)について①

PAは、通常のアスコンより剛性が低く、たわみ性で、弾性係数は密粒度アスコンの50~75%と低いため、PAの厚さ4㎝が、密粒度アスコンの厚さ3㎝に相当する。

PAは空隙量が大きく、アスファルト量が多いが永久変形への抵抗性は高く、わだち掘れの発生が少ない混合物である。

しかし、PAの機能的な寿命は、高コストに反し、普通アスコンの60~70%しかなく、普通アスコンが12年後に打ち換えられるとすれば、PAは9年で打ち換えられる。

 

すべり抵抗性

PA路面の湿潤時のすべり抵抗性は、低速時は一般の舗装と変わらず、高速時はPAの方が高くなる。

交通開放後の初期のすべり抵抗性は、骨材粒子表面のアスファルト被膜が厚い為、骨材の品質にかかわらず低くなる。

 

水はね・水しぶき

PA路面では、水はね、水しぶきの発生が低減する。

 

光反射性

一般の舗装では、車の投射光は濡れた路面で強く反射し、鏡のように見える。

路面標示の反射物は、水の存在で効果が無くマーキングは見えにくくなる。

PAでは、反射光を拡散しいぇ視認性が良くなり、対向車のライトの眩しさが減少する。

 

騒音の低下

PAは、約1kHz 以上のタイヤ騒音を減らし、低振動数の領域をわずかに増やす。

高周波数は人を不安にし、イライラさせるもので、騒音低減量が2~4dB(A)という低さでも改善の効果は明らかである。

PA路面の騒音は、最も一般的なアスコン表層に比べ、3dB(A)の増加から9dB(A)の減少の範囲にあって、平均すれば非常に概略的に、3dB(A)低くなる。

騒音3dB(A)の減少は、交通速度の20%の減少と交通量の1/2の減少に相当する。

 

 

以上です。

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