こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、歩道および自転車道などの舗装について説明します。
歩道および自転車道などの舗装について
舗装の性能指標と目標値
歩道および自転車道などの路面および舗装の性能には
・すべり抵抗性
・段差
・衝撃吸収性
・透水性
・路面温度低減
などがある。
下表にそれぞれの性能指標と目標値の例を示す。
舗装の性能 | 性能指標 | 測定方法 | 目標値 |
すべり抵抗性 | すべり抵抗値 | 振子式スキッド・レジスタンステスタ | BPN40以上 |
段差 | 段差量 | 水糸を用いた方法 | 20㎜ |
衝撃吸収性 | 弾力性 | 反発高さを求める方法
加速度計 |
ー |
透水性 | 浸透水量 | 現場透水量試験 | 300ml/15s以上 |
路面温度低減 | 路面温度低減値 | 温度差を求める方法※ | ー |
温度差を求める方法には次のようなものがある。
・施工位置で路面温度を測定し、近傍の舗装との温度差を求める方法
・室内で供試体に熱照射し、表面温度を測定して温度差を求める方法
設計について
歩道および自転車道などの舗装は、車が乗り入れる箇所などを除き、人や自転車が通る程度の荷重あるいは39kN 程度以下の管理車両しか通行しない。
① 舗装構成は、車道のように疲労破壊輪数に着目して設計(力学的根拠にもとづき設計)するのではなく、表層材料に応じて、経験および施工性を考慮し、決められた構造とすることが多い。
② 車両乗り入れ部や緊急車両の通行のある箇所は、構造的には車道舗装の場合に準じて設計するが、一般に設計荷重は想定される最大荷重とする。
③ 設計条件には、交通条件、基盤条件、材料条件、環境条件、沿道条件、道路条件、工事条件等があり、それぞれの条件に関する調査を行う。
種類について
歩道および自転車道などの舗装は、次のように大別することができる。
混合物系舗装 | 表層にアスファルト混合物、コンクリート、樹脂系混合物などを用いたもの
・アスファルト混合物系(加熱アスファルト舗装、着色加熱アスファルト舗装、半たわみ性舗装、透水性舗装) ・コンクリート系(コンクリート舗装) ・樹脂系混合物系(着色舗装、樹脂混合物舗装) |
二層構造系舗装 | 基盤にアスファルト混合物またはコンクリートを用い、表層を化粧材で仕上げたもの。
タイル舗装、天然石舗装など |
ブロック系舗装 | 表層にブロック状の製品を敷きならべたもの。
コンクリート平板舗装、インターロッキング舗装、レンガ舗装、天然石ブロック舗装など |
その他の舗装 | 常温塗布式舗装、土系舗装、保水性舗装など |
以上です。
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