【路面温度上昇抑制機能のある技術】遮熱性舗装・保水性舗装

Research

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、路面の温度上昇を抑える舗装(遮熱性舗装・保水性舗装)について紹介します。

 

路面温度上昇を抑える舗装について

都市部では、ヒートアイランド現象が深刻な社会問題となっている。

ヒートアイランド現象の原因の1つとして、『アスファルト舗装』が挙げられている。

 

一方で、道路をアスファルト舗装にすることで、多様なメリットが享受されていることも確かである。

 

【アスファルト舗装によるメリット】

・車両走行性の向上

・路面のすべり抵抗性確保による安全性向上

・舗装の平たん性による、荷傷みの減少および走行時間短縮による輸送コストの低減

・車両走行による騒音や振動の減少

 

【アスファルト舗装のデメリット】

・表面が黒色のため、夏期の昼間に太陽光を吸収し路面温度が上昇する

・昼間に蓄積された熱が、夜間に放出され熱帯夜の原因となる

 

そこで、下記のような舗装を施工することにより、路面温度の上昇を抑制することが可能となる。

 

遮熱性舗装(赤外線を反射)

【特徴】

・遮熱性舗装は、路面温度上昇の対策となる技術

・路面に遮熱性樹脂を塗布することにより、赤外線を反射させ夏期の路面温度を8℃低減

・樹脂中の熱反射性特殊顔料や中空セラミック微粒子が太陽光の赤外線を反射することで、遮熱効果を発揮

・夜間、舗装路面からの放熱量を低減

・路面の温度上昇を抑えることで、わだち掘れが生じにくくなり、舗装の耐久性が向上

・歩道に用いることで、歩行空間の快適性向上

 

保水性舗装(気化熱を利用)

【特徴】

・保水性舗装は、道路の表層または基層に保水性を持たせ、その水分が蒸発する際に気化熱が奪われることにより、路面温度の上昇を抑制

・保水材は、鉱物や樹脂等を混合したクラウド材や細粒材

・夏期の日中で10℃前後、路面温度の低下

・水分が蒸発した場合、補給が必要(散水車等)

 

(出典:国土交通省)

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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