コンクリート構造物の崩壊原因③

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、コンクリート構造物の崩壊原因について説明します。

 

コンクリート構造物の崩壊原因

コンクリート構造物の重大な予兆や変状を見過ごしてしまうことにより、構造物の機能や耐久性に影響が生じた後に対策を施す事後処理では、対策コストが増大する。

また、最悪の場合、構造物の崩壊にまで達することがある。

 

コンクリート構造物の崩壊原因はいくつかに分類される。

① 構造物の既存不適格が原因となったもの

② 点検・診断の不十分が原因となったもの

③ 潜在的弱点を有したことが原因となったもの

④ 不適切な補修・補強が原因と推定されるもの

通常は、原因が1つに絞られるわけではなく複数の原因が組み合わさった場合が多い。

 

③ 潜在的弱点を有したことが原因となったもの

・塩化物イオンを含んだ水がPC鋼材に到達し腐食を起こす可能性のある部位をPC構造物の潜在的な弱点と呼ぶ

・潜在的な弱点部では、腐食促進物質からPC鋼材を保護する遮蔽層が、かぶりコンクリートとPCグラウトのみ

・日本国内では、プレキャストセグメント構造の斜張橋が斜材PC鋼材の腐食、破断により1990年に落橋した事例がある

・また、1960年代に施工されたプレキャストセグメント工法、外ケーブル方式の箱桁橋がPC鋼材の腐食、破断により1989年に落橋した事例もある

・箱桁形式の橋梁は1960年代中頃に数橋建設されているが、一部は車両重量増加に伴い架け替えられ、その他は適切な補修補強がなされている

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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