【アスファルト混合物の種類】パーバスマカダム(PM)

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、アスファルト混合物の種類における、パーバスマカダム(PM)について説明します。

 

【アスファルト混合物の種類】パーバスマカダム(PM)について

水しぶきが、交通事故のおもな原因となるケースは、湿潤時事故の1~10%に及ぶ。

PMによる水しぶきの低減効果は、実物大の試験によると、重交通道路で3年間持続し、最大粒径は20㎜の方が10㎜よりも効果が長く続く。

厚さ40㎜のPMの層は、排水層としてのほか、水で飽和するまで降水量の8~10mmを貯留することができる。

PM層がある程度の雨水を貯留したのちは、さらなる降雨は吸収されないが、空隙が大きいため雨水はタイヤで容易に押し出され降雨強度が大きくても、ハイドロプレーニング現象の危険は小さいという。

PMの厚さ40㎜は、構造的には16㎜のロールドアスファルト、または20㎜の密粒度アスファルトマカダムと同等に考えられている。

PMとロールドアスファルトとの騒音の差は、乾燥時はわずかで、湿潤時はPMの方が6~8dB低くなる。

 

施工

舗設するPMの下の層は、不透水層にすることが特に必要となる。

舗設層の縁には、自由に排水できる排水溝を設ける。

PMは、90℃以上で転圧するとローラーによる押し出しを生じやすく、通常、継目以外は転圧前に90℃以下に冷ます。

また、混合物が完全に冷えないうちに交通開放するときは、締固めにタイヤローラーを用いる。

材料分離がおきると、フィニッシャーが敷きならすレーンの側方に向かって混合物が粗くなる。

これはスクリュースプレッダが粗骨材を投げ飛ばす傾向にあるので、スクリューの回転を遅くすることで防止できる。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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