【鋼構造物】鋼材の機械的性質について②

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こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、鋼材の機械的性質について説明します。

 

【鋼構造物】鋼材の機械的性質について②

鋼材の種類と性質

鋼材には引張強さの他に以下のような性質があり、鋼材の種類によっても違いがある。

 

① 延性破壊

鋼材は一般に引張荷重が作用すると、伸びて延性を示す。

鋼材の伸び、絞りを伴った塑性変形後に破壊する通常の破壊を延性破壊という。

 

② 遅れ破壊

高強度の鋼材が、静的荷重のもとである時間の経過後、外見上の変形をほとんど伴わずに、突然脆性的に破壊する遅れ破壊が生じることがある。

 

③ 疲労破壊

繰返し荷重が作用すると、静的強さよりかなり小さい応力でも破壊する疲労破壊が生じることがある。

 

④ 靭性(ねばり強さ)

衝撃力に対して強くてもろくならず、割れの発生や伝播に対して抵抗する性質である。

低温下や部材に鋭い切欠きがある場合などでは、鋼材は伸びを伴わず突然脆性的な破壊を示す。

一般に、溶接鋼材についてはシャルピー衝撃試験を行い、靭性を調べる。

 

⑤ リラクセーション

高強度の鋼材に高い応力条件下で一定のひずみを与えておくと、時間経過とともに応力度が低下する現象。

 

⑥ クリープ

一定の持続荷重を与えておくと、時間経過に伴ってひずみが増加する現象。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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