こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、アスファルト舗装の寿命について説明します。
アスファルト舗装の寿命について
アスファルト舗装の様々な破壊現象が進行し、軽度の修繕では供用が困難になった場合、舗装の寿命は尽きたと考える。
アスファルト舗装の寿命は、通常、路面に現れたひび割れの程度、車輪通過位置のわだち掘れ深さ、路面の凹凸の大きさなどによって判断する。
寿命の定義
日本では、通常、ひび割れが激しくなり、ひび割れ率が例えば20%以上になると、大規模なオーバーレイか打換えを要すると判断し、この時、寿命の終わりと考える。
また、PSI同様、路面の縦断凹凸、わだち掘れ深さ、およびひび割れ面積から計算したMCIを利用して判断する。
イギリスの場合、わだち掘れ深さ10mm、または車輪通過位置のひび割れの出現を限界状態とし、わだち掘れ深さ20mm、または広範囲なひび割れを破壊状態としている。
AASH0道路試験のPSIによれば、PSIが2.5に低下するとオーバーレイを実施し平たん性を回復し、PSIが1.5まで低下すると舗装はほぼ破壊したと見なして打換えを行う。
寿命の年数
日本では、構造設計における寿命年数は通常10年と想定しており、それは20年、30年後の道路条件、社会条件の予測が困難だとされるためである。
この想定に基づいて設計した舗装の寿命は、その後の調査で大規模な修繕の実態とよく適合することが確認されている。
海外では、多くの場合、アスファルト舗装の寿命設計は20年としており、これを40年またはそれ以上とする考えもあって、日本でも同様な方向を目指すものと思われる。
以上です。
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