瀝青路面処理について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、瀝青路面処理について説明します。

 

瀝青路面処理について

目的

既存の砂利層を路盤または路盤の一部として有効利用することを目的に、大型車の交通量のない(歩い極めて少ない)道路に採用される。

 

構造

既存砂利層の路面を整生またはその一部を補強した路盤と、厚さ3㎝以下の瀝青材料などにより処理した表層から構成される。

 

【一般的な舗装構成】

(出典: 一般社団法人 日本アスファルト協会)

 

施工手順

① 路盤層に在来砂利層をそのまま利用する場合

・モーターグレーダーなどで補足材を敷きならす

・ローラーで転圧し、平たんに仕上げる

・プライムコート

・表層の施工

 

② 在来砂利層を補強して利用する場合

・モーターグレーダーなどで在来砂利層の不陸を整生する

・材料を搬入し、所定の形状に敷きならす

・ローラーで転圧し、平たんに仕上げる

・プライムコート

・表層の施工

 

③ 路上混合方式により安定処理を行う場合

・モーターグレーダーで在来砂利層(補足材を含む)を所定の形状に整形する

・ロードスタビライザでアスファルト乳剤やセメントなどを散布・混合し、敷きならす

・締固めて平たんに仕上げる

・プライムコート

・表層の施工

 

表層施工時の留意点

表層の施工方法には、アスファルト乳剤による浸透式工法または常温混合式工法、加熱混合式工法などがある。

 

浸透式工法

① 骨材散布はチップスプレッダを使用することが望ましいが、人力で行う場合は、均一性・平たん性に留意して転圧する。

 

② アスファルト乳剤は、所要量を均一にアスファルトディストリビュータ、アスファルトエンジンスプレイヤなどで散布する。

 

常温混合式工法

① 敷きならしは、アスファルトフィニッシャーまたは人力により行う。

 

② 転圧は通常のローラーを使用して行い、転圧終了後はシールコートを施す。

 

③ 敷きならし後、ただちに転圧できない場合は、2~3時間エアレーション(曝気)させてから転圧を行う。

 

加熱混合式工法

① 敷きならしは、アスファルトフィニッシャーまたは人力により行う。

 

② 転圧は一般に通常のローラーにより行うが、施工条件によっては小型振動ローラーを使用する。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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