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香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、砂防えん堤の計画および施工上の留意点について説明します。
【砂防】砂防えん堤の計画および施工上の留意点について②
砂防えん堤の計画および施工については以下のような留意点がある。
⑥ 基礎の根入れ
えん堤基礎の根入れは、一般に所定の強度が得られる地盤であっても、基礎の不均質性や風化速度を考慮して、岩盤の場合で1m以上、砂礫盤の場合は2m以上としている。
⑦ 越流部断面の下流側法勾配
重力式コンクリートえん堤の越流部断面の下流側法勾配は、1:0.2を標準とするが、流出土砂の粒径が小さく、かつ、その量が少ない場合には、これよりも緩くすることができる。
⑧ 天端幅
天端幅は、えん堤が流出土砂等の衝撃に耐えるとともに、水通し部では通過砂礫による摩擦等にも耐えるような幅とする必要があり、土石流発生地区で河床構成材料が玉石~転石の場合では3~4m、礫混じり砂利~玉石混じり砂利の場合では1.5~2.5mにするのが一般的である。
⑨ 砂防ソイルセメント
砂防えん堤などの構造物などに適用される砂防ソイルセメントに用いるセメントは、長期強度の発現に優れ、六価クロムの溶出が少ない高炉セメントB種が一般的に用いられている。
⑩ 水叩きコンクリートの打継目
水叩きコンクリートでの水平打継目は、洪水時に落下水などの衝撃によって分離し破壊の原因となるので、水叩きコンクリートは、原則として鉛直継目とし、水平打継目を作らないようにする。
以上です。
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