こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、土工作業と建設機械について説明します。
土工作業と建設機械について
土工作業に使用する建設機械は、扱う土の性質や運搬距離、地形勾配によってそれぞれ適する機械を選定、あるいはそれらを組み合わせて使用する。
土質(トラフィカビリティ―)による建設機械の選定
建設機械が土の上を走行するとき、土の種類や含水比によって作業能力が変化する。
締め固めた土をコーンペネトロメーターにより測定した値(コーン指数qc)で表す走行性の程度で示される。
建設機械 | コーン指数qc(kN/㎡) | 建設機械の接地圧(kPa) |
超湿地ブルドーザー | 200以上 | 15~23 |
湿地ブルドーザー | 300以上 | 22~43 |
普通ブルドーザー(15t級) | 500以上 | 50~60 |
普通ブルドーザー(21t級) | 700以上 | 60~100 |
スクレープドーザ | 600以上(超湿地は400以上) | 41~56(超湿地形は27) |
被牽引式スクレーパ | 700以上 | 130~140 |
自走式スクレーパ | 1,000以上 | 400~450 |
ダンプトラック | 1,200以上 | 350~550 |
運搬距離による建設機械の選定
建設機械ごとの適応運搬距離は、道路土工施工指針により定められている。
建設機械の種類 | 距離(m) |
ブルドーザー | 60m以下 |
スクレープドーザ | 40~250m |
被牽引式スクレーパ | 60~400m |
自走式スクレーパ | 200~1200m |
ショベル系掘削機、トラクタショベル+ダンプトラック | 100m以上 |
運搬機械の走行可能勾配
運搬機械は上り勾配のときは走行抵抗が増し、下り勾配のときは危険が生じる。
一般に適応できる運搬路の勾配は道路土工施工指針に定められている。
運搬機械の種類 | 運搬路の勾配 |
普通ブルドーザー | 3割(約20℃)~2.5割(約25℃) |
湿地ブルドーザー | 2.5割(約25℃)~1.8割(約30℃) |
被牽引式スクレーパ・スクレープドーザ | 15~25% |
ダンプトラック・自走式スクレーパ | 10%以下(坂路が短い場合15%以下) |
以上です。
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