こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
コンクリートは、様々な素材によって構成されています。
本記事では、コンクリートを構成する素材のうちの1つである、『細骨材』について説明します。
ぜひ参考にしてください。
【コンクリート用素材】細骨材について
細骨材には、天然砂と人工砂に分類されます。
【天然砂】
川砂、山砂、海砂
【人工砂】
砕砂、高炉スラグ細骨材など
①選定・使用時の留意事項
・粒度、粒形、耐久性などから川砂が最も適しているが、良質な川砂の入手が困難な地域では、山砂や海砂あるいは、JIS規定に適合するコンクリート用砕石やコンクリート用スラグ骨材などを使用する
・細骨材は、単独で使用可能なものもあるが、一般的には粗粒のものと細粒のものとの混合砂として使用される。特に、スラグ細骨材の単独使用は避け、砕砂や天然砂などと併用して用いる必要がある
②細骨材の品質等の留意事項
・一般に、細骨材の粗粒率は2.2~3.3の範囲を標準とする。この範囲よりも細かいものを用いるとワーカビリティの変化が大きくなり、この範囲よりも粗いものを用いるとブリージング率が増加する傾向にある
・細骨材の粗粒率が、コンクリート配合設計時のものから0.2以上変化した場合は、配合の修正が必要になる
・細骨材は、清浄、強硬、耐久的で適度な粒度を持ち、ごみ、泥、有機不純物、塩分などを有害量含んでいてはならない
・細骨材の耐久性は、硫酸ナトリウムによる骨材の安定性試験方法によって試験を行い、損失質量が10%未満になるものを使用する
・細骨材の化学的安定性に関し、アルカリシリカ反応の懸念がある場合、使用の可否を判断する試験を行う
・コンクリート中に塩化物が多くあると、鋼材の腐食やアルカリシリカ反応が促進されるため、塩化物を含む砂を使用する場合は、コンクリート中の塩化物イオンの総量は0.3kg/m3以下となるようにする
以上です。
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