コンクリート構造物の補修工法③

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

コンクリート構造物の補修・補強については、様々な工法が開発されています。

本記事では、コンクリート構造物の補修工法について説明します。

 

コンクリート構造物の補修工法

PCグラウト再注入工法

PCグラウトは、PC鋼材の防食およびPC鋼材とコンクリート部材の一体性を確保する重要な性能を担っている。

しかし、以前のPC構造物には、グラウト注入技術の未成熟に起因した充てん不良事例が散見される。

このような場合に、シース内に劣化因子が侵入すると、PC鋼材が腐食し、破断に至ることが想定され、構造物の安全性、供用性を損なう可能性がある。

よって、充てん不良箇所にはPCグラウトの再注入を行う。

PCグラウトの充てん不良箇所およびその範囲は、シースに沿ったひび割れ、遊離石灰、漏水などの外部観察をもとに部分的な削孔検査、さらにX線透過法などの非破壊検査によって確認する。

 

PC鋼材突出防止工法

PC鋼材のグラウト不良が発見された場合、全てのPC鋼材についてグラウト再充てんを実施すべきであるが、調査や再充てんが困難である場合、PC鋼材突出による第三者災害を防止する観点からPC鋼材突出防止が実施される。

突出防止工法として、鉄板を用いる方法や連続繊維シートを用いる方法、両方を併用する方法がある。

 

 

以上です。

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