型枠の大型パネル化について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、型枠の大型パネル化について説明します。

 

型枠の大型パネル化について

構造物が大型化するのに伴い、その急速施工、省力化施工のため従来の型枠に比べて、大型パネル化する工法が開発されてきた。

 

大型パネルを採用する際の条件は下記の通り。

① 構造物の規格・寸法が同一である。

② 型枠の転用回数が多い。

③ 型枠転用の際の一時仮置スペースが確保できる。

④ 組立・解体時にクレーン等機械が経済的に利用できる。

このような条件下では、大型パネル型枠は経済的かつ工期短縮のために有効である。

一方で、大型パネル型枠に有利な材料であるが、木製の場合、その性質上、転用回数が3~4回と限定され、それ以上の頻度の転用については、コンクリートの仕上がりに型枠材劣化が影響するため、使用は限定される。

鋼製型枠の場合、品質の劣化は見られないが、加工時に費用が大きくなる。

よって、現場の特性によって、材料費と労務費の比率を考慮し、工期、経済性、品質により有効な工法を選択する必要がある。

 

最近の土木工事では、作業員、特に熟練工の不足に伴い、機械化・プレキャスト化による労力削減の方向にあるため、型枠工事の大型パネル化は有効と思われるが、計画が大規模化しがちになり、工期短縮性、経済効果性など多角的に検討を実施し、採用することが大切となる。

もし、適切な選択により採用された場合、その効果は非常に大きなものとなる。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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