こんにちわ。
香川県高松市の㈲生道道路建設です。
本記事では、インターロッキングブロック舗装について説明します。
インターロッキングブロック舗装について
目的
路盤上に敷き砂を敷き、インターロッキングブロックを敷きならし、ブロック同士のかみ合わせ効果によって、交通荷重を分散させる方式の舗装で、周辺環境との調和、景観の向上を目的としている。
大型車が定常的に走行しない道路(住宅地内の区画街路、商店街、コミュニティ道路など)に適用する。
特徴
① ブロックの形状、色彩、表面テクスチャ、敷設パターンの選択により、周辺環境に調和した舗装面を形成し、景観の向上を図ることが可能。
② 耐久性の長期確保が可能である(簡易な維持補修を前提とする)。
③ 凍結融解・すり減り・油分などに対する抵抗性に優れる。
④ 現場養生が不要なため、敷設直後の供用が可能。
⑤ 地下埋設物の工事や道路補修などにおける復旧工事が容易であり、ブロックの再利用も可能。
⑥ 色彩の異なるブロックの利用により、耐久性のある路面表示が可能であり、その変更も容易である。
構造
構造は、インターロッキングブロック、敷き砂、路盤からなり、車道などに適用する場合は、一般に下層路盤と上層路盤に分ける。
材料
・敷き砂
・インターロッキングブロック
・目地砂
・透水シート
・上層路盤材料
・下層路盤材料
材料の選定時の考慮点
・要求される性能
・交通条件
・気象条件
・景観
・環境保全
・経済性
施工時の留意点
インターロッキングブロック舗装の施工は、一般に
(1)準備工
(2)レベル出し
(3)ブロック敷設
(4)目地詰め
の手順で行う。
留意点
① 路床・路盤・ブロックは、限度を超えた不等沈下や不陸などが容易に発生しないようにする。
② 舗装端部(他の舗装の境界部分、縁石、側溝、マンホール周りなど)の仕上がりの精度は、美観や性能に大きな影響を及ぼすため、施工に細心の注意を要する。
③ 部分的な高さや厚さの調整は路盤で行い、敷き砂での調整は行わない。
④ 敷き砂は、必要な厚さで路盤上に敷きならし、転圧後、所定の高さにする。
⑤ ブロック敷設後は、ブロック層の転圧を1次転圧と2次転圧に分けて行う。
1次転圧は主にブロックの平たん性確保のために行い、2次転圧は目地詰めを完全に行った後、目地砂をブロック表面まで充填させるために行う。
⑥ 目地詰めは入念に行い、ブロック表面まで均一に目地砂が充填されるまで繰り返す。
以上です。
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