【表面処理工法】厚層オーバーレイ・薄層オーバーレイ

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、アスファルト舗装の表面処理工法における厚層オーバーレイ・薄層オーバーレイについて説明します。

 

【表面処理工法】厚層オーバーレイ・薄層オーバーレイ

厚層オーバーレイ

下層が変位して生じるオーバーレイの応力は、厚さに逆比例し、オーバーレイ厚が厚いほど、下地舗装の日間の体積変化が小さくなり、目地の水平移動と反り上がりが減少する

イギリスでは、180mmという厚さを伝統的に採用し、アメリカでは114~254mmが一般的である。

アメリカインディアナ州は、これまでの経験からアスコンによるオーバーレイの寿命は、インチで表した厚さを1.5倍した年数、例えば

・厚さ4in(約100mm)のオーバーレイであれば6年

・厚さ8inなら12年

の寿命となると予想している。

 

薄層オーバーレイ

予防的維持修繕の工法のひとつで、多種類のアスファルト混合物を用い、通常40mm以下の厚さに施工する。

厚さが25mm以下になる場合は、超薄層オーバーレイともいう。

 

薄層オーバーレイの目的は

・舗装寿命の延伸

・乗り心地の改善

・すべり抵抗性の向上

・路面排水の改善

・路面の見栄え向上

・タイヤ騒音の低減

などである。

 

アスファルト混合物は、細粒度アスコン、サンドアスファルト、OGFC、SMA(砕石マスチックアスファルト)などが用いられる。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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