ポーラスアスファルト舗装について

土木工学

 

こんにちわ。

香川県高松市の㈲生道道路建設です。

本記事では、ポーラスアスファルト舗装について説明します。

 

ポーラスアスファルト舗装について

目的

ポーラスアスファルト舗装は、ポーラスアスファルト混合物を表層あるいは表層・基層などに用いる舗装である。

排水機能、透水機能、騒音低減機能などの性能向上を目的としている。

 

材料

① 骨材は、低騒音舗装用としてJISに規定されていない粒径の骨材(最大粒径8㎜、10㎜など)が使用されることがあり、この場合は専用のふるい整粒機などを使用するなど、特別な対策を講じる。

 

② 一般的に、表層に用いるバインダには、ポリマー改質アスファルトH型を用いるが、表層以外に用いる場合や軽交通の場合などは、ポリマー改質アスファルトⅡ型を使用することもある。

 

配合

① 混合物の空隙が大きく、雨水、日光、空気などによる劣化を受けやすいため、バインダの膜厚をできるだけ厚くする。

 

② 下記に示す場合などには、材料特性や用途を考慮し、耐久性を損なわないように適切な評価試験により十分な検討を行う必要がある。

・最大粒径が13㎜未満の小粒径ポーラスアスファルト混合物を使用する場合

積雪寒冷地に適用するために特殊なポリマー改質アスファルトを用いる場合

など

 

施工時の留意点

① 排水性舗装として用いる場合、タックコートには原則として、ゴム入りアスファルト乳剤(PKR-T)を用い、0.4~0.6リットル/m2散布する。

 

② タイヤによるねじれ現象が発生する箇所(重車両の出入り口、高温時の交差点部など)、舗装の施工ジョイント部などでは、骨材の飛散が生じやすくなるため、次の対策などを採り、骨材の飛散を防止する。

・混合物の空隙率を小さくする

・特殊なバインダを使用する

・樹脂を表面に含浸させる

など

 

③ 小粒径ポーラスアスファルト混合物は、材料の調製にかかる費用と得られる効果についてよく検討したうえで、最大粒径を決定すると良い。

 

 

以上です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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